test

 

2015年、日本でもさまざまな3Dプリンターが発売されました。

しかし、相変わらず、どれも一長一短。どれがいいのか、自分で買って使ってみないと分かりません。

だから、今年も普及型=FDM型デスクトップ3Dプリンターを比較してみました。

※本プロジェクトは2015年11月~2016年1月にかけて実施されました。

 

【 目的 】
FDM型3Dプリンターは、様々なメーカーから数多く発売されているが、横並びに明確な比較をした情報が少なく、導入目的に最適な機種を選定しづらい。本研究により、機種選定する際の「基準」を設けて横並びの比較を可能にする。3D造形の形状再現性、表面性、材料適正、それぞれの材料における最適造形速度など定性・定量的な評価方法を確立し、機種選定の指針となる情報を公開する。これにより、ものづくり中小企業のスムーズな製品開発に役立てることを目標とする。

【 比較用3Dモデルデータ 】
造形モデルの複雑さ(凹凸、鋭角の存在、変形しやすい形状、重力の影響を受けやすい形状)などを評価するために最適と思われる形状を設計しましたので、共有します。本データは、MITライセンスとします。

(1)出力サンプルデータ1
testmodel_1.stl

(2)出力サンプルデータ2
testmodel_2.stl

多くの方にご賛同いただき、最終的には14機種にて比較を行いました。
本プロジェクトには、一部の機種の購入において、大阪府からの補助金を使用しております。
(大阪府地域民間支援活動サポート事業補助金「普及型3Dプリンターの比較プロジェクト」)

以下にプロジェクトの概要と報告書を掲載いたします。

【プロジェクトチーム】
・2015年9月発足
・メンバー:西川勝博、下岡英司、株式会社ロイスエンタテインメント、ソフト産業プラザ イメディオ(発起人)

【比較対象機種選定】
プロジェクトメンバーの協議において、比較研究に用いる3Dプリンター(40万円以下)を複数台選定しました。

<機種選定の根拠>
・品質(造形ピッチなどの性能)
・造形時間
・機器特有の設計思想(筐体の剛性、造形エリアの保温性、造形樹脂の冷却等)

【比較対象機種】
下記の機種(14機種)を比較対象としました。

3D Systems Cube 2 (2013年一番売れた機種) *大阪府補助金により購入
XYZ printing Davinci 1.0 (2014-2015年一番売れた機種)
Genkei ATOM
MAESTRO
UP Plus
UP Plus 2 
UP Box  *大阪府補助金により購入
Flash Forge Dreamer
Flash Forge Finder  *大阪府補助金により購入
Flash Forge Guider  *大阪府補助金により購入
MUTOH MF2000
Moment  *大阪府補助金により購入
Zotorax
Zeus

※検討対象に入ったが対象外になった機種:
Afinia:UP Plus 2と同構造のため
Makerbot:金額が高価なため
Bonsai:キット販売のため、キットの組み立てスキルで大きく性能が変化するため
Lepton:メンバーが購入したが、初期不良で返品したため

【比較報告書】

(1)「普及型3Dプリンターの比較プロジェクト」報告書
※一部機種においてテスト項目の不足があったため、報告書上は10機種について言及しております。

(2)比較報告書 別添1 比較機種

(3)比較報告書 別添2 比較モデルの詳細図

(4)比較報告書 別添3 比較テストの結果

(5)「普及型3Dプリンターの比較プロジェクト」出力テスト結果生資料